私たちの想い

#the SHOW must GO on !

また、あの店で乾杯したい。

コロナウイルスの影響で、いつもの街中の風景が変わった。

金曜日の夜10 時なのに誰もいない。人も歩いていない。
いつもであれば、たくさんの人達の楽しそうな笑い声、
ストリートミュージシャンの歌声、
ダンスの練習をしている人たちの音楽。
みんなそれぞれが週末を楽しんでいて、
みんなの楽しそうな声が聞こえてくるのに。

もしこのまま自粛をせざるを得ない状況が続くと、
この先この街はどうなるんだろう。
たくさんのお客さんで賑わっていて、
いつもたくさんの元気を提供してくれる飲食店は
この先どうなっちゃうんだろう。

都町を歩いていたら見つけてしまった。
「閉店しました。」の張り紙。

思わず立ち止まってその文章を読んでいたら
涙が出ていた。
なんでこうなっちゃたんだろう。
本当に悲しい。

大分の街の元気を支えてくれている
飲食店を潰しちゃいけない。
飲食店なくして
大分の街は元気にならない。

だからみんなで大分の飲食店を支えたい。
ラグビーのときのようなワンチームの精神で。

そしてコロナが終息した時、
みんなで集まって乾杯がしたい!

グラスが割れるくらいに
おもいっきりな乾杯を!

実行隊長 今長学(Exist Japan 株式会社 代表取締役)

大分県デザイン協会副会長でもある今長隊長の熱い思いを受け
わたしたちデザイン協会は、クラウドファンディングの準備を
はじめました。

わたしたちが取り組む意義は何か。

今回、支援金を集めるという目的に加え、
人の心や行動を幸せな未来のためにデザインしたいと思い、
今回のクラウドファンディングの
ビジョンと、コンセプトを策定しました。

|ビジョン|

大分市の飲食店を支えるという行為を通じて
地元を盛り上げたいという気持ちが
ワンチーム(一丸)となる

|コンセプト|

「コロナショックを解決したい」という
強い気持ちでみんなとつながり、
具体的な行動をすることで
未来のHAPPYを生み出す。
※コロナショック=コロナによって引き起こされた問題

そして、この取り組みの役割は、

『飲食店が現金(売上)を受け取れること』
『支援者(実際にお金を払う人だけでなく、協力者も含む)が
 未来に楽しみを得られること』

さらにこの取り組みを通して、
下記の心理的な部分も重要視していこうと決めました。

『飲食店が応援の心を受け取れること』
『支援者が応援の気持ちを表現できること』
『双方が自分たちで未来の幸せを作れたという
 満足感を得られること』

大分県デザイン協会は
「大分県民みんながデザイン思考になり、
問題解決能力が高まる」
というビジョンのもと、
今回のクラウドファンディングを
気持ちの面も含めて、現状を少しでも前向きに転換できるように
デザインしていきます。

またこんなふうに、
みんなと家族みたいに。

#the SHOW must GO on !

@ 珈琲を楽しむ店 ばんぢろ photo by 山本巌

大分県デザイン協会は、クリエイティブ業のひとをはじめ、
クリエイティブに興味がある、または支援したいという法人、
ひとでできています。

クリエイティブ業という私たちの職能は、
ひとの「無意識」や、「なんかいいよね」という部分を
構築していくことをつかさどっているために、
なかなか本質を理解をしてもらえないことも多いですが、
まさにつねに
「人間を思う」仕事です。

そしてこの仕事は常に「問題」に取り組み続ける
仕事でもあります。
だから、こんな状況でも、どんなことがあっても
わたしたちは現状に甘んじたり、諦めたりしてはいけない。
そういう精神をもった職能集団だと思っています。

今回の合言葉、
「the SHOW must GO on!」は、
まさにその姿をあらわした言葉で
考えることをやめない。
行動し続けることをやめない。
絶対にあきらめない。
そんなメッセージを放っています。

いまこの状況で必要なのは、
想いと、このクリエイティブ思考。
だからわたしたちは、デザイン協会で意義を持って
クラウドファンディングに取り組むことにしました。


写真は、一昨年の2018年のデザイン展覧会のあとの
打ち上げのときのものです。これをみると湧いてくる、
あたたかな気持ち。わたしたちもまたこんなふうに
みんなで集まってご飯をたべたり話をしたりしたいから。
みんなに会いたいから。

そして、「また、ここで乾杯できたね!」
この一言を、大分の至るところで聞きたいのです。